つまみかんざし初心者の方も、ぜひかんざし選びを楽しんでください。
つまみかんざしの形を選ぶポイントは、まずお手持ちの着物の柄と近い形のものを選ぶことです。
職人たちは昔から、流行を生み出すために、呉服屋さんとの相談を重ねて、最新の着物に合わせた形を作り続けてきました。
基本のスタイルが身についたら、様々な遊び心ある形に挑戦してみましょう。
本物のつまみかんざしは、着物と同じ色柄の絹の布を、全国から取り寄せて作られます。
これは昔から、色が合っていることを、美とする文化があるからです。
中には手持ちの着物に合わせたいからと、特注をされるお客様もいるほど重要なのです。
定番のスタイルに捉われることなく、自分らしい楽しみも見つけてみましょう。
五月には牡丹、八月には団扇など、その時々にあった季節の形で、四季の移ろいを楽しみましょう。
またおめでたい席では、鶴、松竹梅など縁起の良さを表現する形。洋装の際には、生花に近いカジュアルな形など、髪飾りでその日の気持ちを表現してみましょう。